こどものまちボンボンタウン成果発表会レポ

ブログ

こどもたちの声がまちを動かす日。

2019年から7年間続けてきた「こどものまちBomBomTown」。
その成果発表会が、先日ついに幕を閉じました。

本来であれば、今年度で事業は終了する予定でした。
けれど——「続けたい!」という子どもたちと保護者の声が、
あまりにもたくさん届いたのです。

もちろん、私たち主催側も同じ気持ち。

「このまちに必要な学びを、どうしても途切れさせたくない」——そう思いました。

そこで今回は、市政に子どもたちの声を直接届けることを目的に、
市長・市議会議員・行政の皆さまをお招きしました。

粟市長をはじめ、
議員の中村せせらぎさん・田中さん・畠中さん
子育て支援課・地域振興課の課長さん
こども家庭センター長
市民協働課の皆さま
過去ボンボンタウンを担当された職員さん
カミーノ館長
市民活動コーディネーターなど、
たくさんの方が足を運んでくださいました。
(関係者、保護者のみなさまもありがとうございました)

司会を務めたのは、7年間すべてに参加してきた現役中学生の2人。
堂々とした姿に、成長の軌跡を感じて胸が熱くなりました。

今年度、ボンボンタウン選挙で当選した小学4年生の子のプレゼンから始まり、

5年間連続で出店してきた小学5年生の発表、

そして現役高校生によるプレゼンへ。
「子どもでもなく、まだ大人とは言いきれない中途半端な高校生たちが送る、今の本気の主張です」
いいね〜

子どもたちにとって、ボンボンタウンがどのようなものだったのか?
直接、声を届けました。

大人顔負けの表現力と、
「こどものまちを続けたい!」という真っ直ぐな想いに、
会場全体が引き込まれました。

15歳の高校生は、
「ぼくの人生の半分にボンボンタウンがある」と。
子どもたちにとって7年の重み⭐️

ボンボンカフェの立ち上げの企画運営をすべてやり遂げた
4年間ボランティアとして関わってくれた大学生からのビデオメッセージ

立ち上げからコロナ禍の苦しい時も毎年ブラッシュアップに粘り強く付き合って下さった
金沢大学 丸谷准教授による専門的な立場からの講評

そして今期のプロジェクトマネージャーからの総括と提言へ
子どもから大人まで、想いがつながる1時間でした。

最後に、みなさまからお預かりした署名とコメントを
成果報告書とともに、市長に直接お渡ししました。

52組151名のご家族の声。
そのうち8割の方がコメントを添えてくださっていて、
一言ひとことに、深い愛情と願いが込められていました。

(コメントを全て読ませていただきスタッフである私が涙しました・・)

市長の最初のひとことは——
「圧倒された!」
その言葉に、7年間の積み重ねの溢れる想いが伝わった気がしました。

「これからも応援する」とのお言葉もいただき、
来年度、どのような形で継続できるのか、私たちも楽しみにしています。

発表会のあとは交流会を開催しました。

子どもたちは、市長、市の職員さんや議員さんと直接お話し。
普段なかなか出会えない大人たちと、
同じ目線でまちの未来を語る姿に希望を感じました。

「こどもがまんなか」——
それは自然に生まれるものではなく、今はまだ
大人が意識してつくっていく環境だと思います。

こうした機会が続くことで、
きっと野々市の未来は、もっと明るくなる。

これからの野々市の子どもたちを取り巻く環境が、
どのように議論され、どう決まっていくのか。
しっかりと見届けたいと思います。

これからの展開はまだ見えませんが、
たとえ形が少し変わっても、
子どもたちの想いが未来へ受け継がれていくように。

はぐネットとしても全力で調整を続けます。
どうか、これからも応援をよろしくお願いいたします。

関連記事