★こどもミュージアム★レポート 8月3日

ブログ

夏休みの特別体験「こどもミュージアム」4日目・最終日!!

まず、金沢星稜大学こども学科・連ゼミプロデュースの「お菓子の家づくり」。
クッキングの時間ですが、調理教室ではなく、自由遊びの時間です。

連日参加した中学年の男の子たちは、
「8月3日はどうせ、女ばっかやろー?」とやる気なさそ〜ぅに言っておりましたが、
当日は男女比は半々で、男の子も繊細なパーツを優しく仕上げている様子がとても可愛かったです!

興味関心がありすぎて、目が倍くらいに大きくなって、身を乗り出して、瞳孔全開で話を聞いている姿もあったり!
夢中になりすぎて、黙々と作業を続けて、静かなチームもあったり!
2人チームの共同作業が和気あいあいとしていて良かったです♩

「お菓子の家」って子ども達にとっては「夢」ですもんね〜!!

次は、DJアボさんプロデュース 「こどもダンスフロア」。

普段は律する教育の中で生活している子ども達に「自由が担保された空間」を提供し、その中で子ども達一人ひとりに思い思いの形で感情や衝動を発露してほしいというDJアボさん。
スタジオに入った時にはすでに音楽が心地よく流れていて、子ども達はいつも「はじまり」を合図されることに慣れているため、「ん??」と混乱する子もおりました。
ここに、DJアボさんの意図があります。
演奏者と聴衆者という固定された関係性になるのではなく、部屋に入った瞬間から「なんだかよくわからない空間」である必要があるそう。

「楽しんでますよ」という模範解答的な反応は必要なく、自由な感情の発露と同時に自分だけでなく、他者が自分と違う形で自由であることを寛容するような多様性を自然な形で認めていける空間を目指しているそうです。

「そもそも何してるんだ、この人?」という感じで、まずDJブースにザーッと子ども達が集まりました。次第に踊りたい子は踊る、走りたい子は走る、座って見ていたい子は座る。
1時間踊りっぱなしの子もいましたし、踊り狂って後半は寝ていた子も(笑)

「自分なりにその空間での過ごし方を見つけていく」というのが、このダンスフロアの場!
ずっと座って見ていた子が数名おりましたが、それはそれで、自分なりの過ごし方を見つけて貫いたということですね。

子ども達から「音楽かかってるだけじゃん、今から何するん?」という質問がありました。私は「自由に好きにしてていいよ」と答えていました。

「好きにしていい」という「自由」が難しいと感じる子もいたようですが、周りを見ながらそれなりに笑顔で、ウロウロと歩いて、その空間を味わっていたように思います。

これは、「躍らせる・楽しませる・盛り上げる」ことが目的ではなかったという意図を是非みなさまにご理解いただきたく、ご説明させていただきました♩

最後はDJ体験!特に男の子は目がキラキラ!!!順番に並んで練習しましたよ。
あまりに楽しかったのか「今日はありがとうございました、楽しかったです」とDJさんと握手している男の子も♡
ーーーー

最後は、サイエンス科学実験。
仮説を立てて検証する、そして知識を学ぶ。

「こうしたらどうなると思う?」
まず自分の心の中で考えて。それから実験がはじまります。

「思った通りになったかな?なぜそうなったと思う?」
先生からの解説が入ります。

「じゃあ次はどうかな?さっきはこうだったら・・・」

知識が積み重なって、次の仮説を立てることができるようになる!
高度なようで、実は日常はこんなことばっかり。

今回は、「空気」の科学を学びました。
子ども達に「なんで?」「どうして?」と質問攻めにあうことありませんか?
その気づきは本当に宝だと思います。
世の中には不思議なことがたくさんあります。
科学だけではなく、なんでも当たり前を当たり前だと思わずに、子どもと同じ目線で「なぜ?」を楽しみたいですね♫

長いようであっという間の4日間でした。終わってホッとしたような、寂しいような。。

最高の講師陣6名と、スタッフ、学生ボランティア、公民館、市生涯学習課、カレードの多くの関係者の皆様がいて成立している「こどもミュージアム」です。
そして何と言っても主役の延べ90名の子ども達から、逆にたくさんの気づきをもらいました♡

今後とも、地域ニーズに応えながら、開催を続けていきたいと思います。
ありがとうございました!!

関連記事