YouthLab(ユースラボ)ラボ活動★レポ

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夏休みの始まりからスタートしております、
こどもミュージアム YouthLab(ユースラボ)

7月31日のオリエンテーションが終わってから、
市民活動ルームでそれぞれのラボ活動(個人探究)が進んでおり
残すところあと1日となりました♪

▼夏休みからはじまった、こういった企画です!

ラボ活動では、毎回2名以上のユースラボサポーターが常駐しています。
子ども達は都合の良い日時に参加し、それぞれのペースで探究(深堀)を続けています。

7月31日に開催されたオリエンテーションで決まったそれぞれのテーマはこちら。
・日本の歴史・絵・SDGs・ゲームの歴史・映像制作・数学

仲間を巻き込みながら、ホワイトボードを使って調べたことを話しをしたり。
静かに黙々と進めたり。サポーターと一緒に楽しんだり。
過ごし方はそれぞれ。

仲間意識を高めてもらうため、はじめの頃は
全員で楽しめるカードゲームをやったり、クイズをやったりする時間をとっていました。
コミュニケーションツールとして、ゲームの力は本当に凄いです!

アメリカ出身マイケル、フィリピン出身ニッカ、オーストラリア出身リオが
一気に遊び来てくれた日は、いつもと違う刺激的な雰囲気。

単なる国際交流ではなく、英会話教室でもなく、
子ども達の大好きなこと、興味のあること、
現在探究していることを中心に一緒に楽しみました!

YouthLab(ユースラボ)では、探究していること、個性は全肯定されます。
へーー!もっと教えてよ!
よくわからーーん!(でも、なんかすごい、という眼差し)
COOOOOL!(かっこいいねと、外国人に喜ばれる)

誰かの評価を気にしなくていい。
とことん自分の興味を突き詰めること、それぞれの興味分野を認め合っている空気感って

とてもイイ!!!

ユースラボミーティングをやってみた!

ここは、学校ではなく、家でもありません。
公民館利用の最低限のルールはありますが、基本的には「自由」です。
何か問題が起きたら、自分たちでルールを決めながら解決していきます。

今回、探究学習でiPad、スイッチなどの機器を持ち込むのはいいが、
自分の探究学習に関係のないゲームをし続けることっていいのか?
後片付けや掃除をせずに、帰ってもいいのか?
ということを子ども達に最後の10分で問いかけ、子ども主体で話し合いました。

学校や家では、たくさん守らなければいけないルールがあります。
歴史があったり、それぞれの都合があったり。それを守ることは大切です。

一方、考えることを放棄させてしまうような強制的なものや、
子ども達の好奇心の芽を摘んでしまうような大人の押し付けルールは、
ユースラボの時間に限ってはつくりたくありません。

仲間が集まれば、いろんな問題がでてきます。
みんなで決めたルールで運営していく。
不都合がでてきたら、また話し合う。

そして、新しい仲間が入ってきたら、ルールやその背景を自分たちで継承していく。
学校のクラス運営でもやっていることかもしれませんが、
参加者の子ども達は口を揃えて「ユースラボは自由だ」と言います。

私たちは野放しにしているわけではなく、
活動の2時間の使い方を自分たちで決めてもらっており
意図的に見守っています。

毎回ラボ活動が終わると、
現在の日本人サポーター4名で毎回の課題を共有し日々改善を続けております。

探究学習に集中できるよう、子ども達にとって、心が解放できる「場」であるよう
試行錯誤しながら、潜在的な可能性を引き出していきたいです。

時間がかかるかもしれませんが、ユース世代が集まる地域の「場」は、
大人の押し付けではなく、子ども達主体となって育つといいなと思っています。

今回のゲームの件は、全員が、自由な仲間との遊びと探究学習のバランスを理解しており
「完全自由は程々に」とホワイトボードに書かれ(笑)

30分ごとに自分で気持ちを切り替えるためにベルを鳴らしたらどうか?という
案が出てタイムリミット。

最終日は、それぞれ成果発表に向けて仕上げに進みます!

余談:ChoCo vol.9 の取材から

進路ややりたいことが早く決まり、就きたい職業から逆算して1本線で
描くことが、素晴らしい道かになっている部分があります。
将来なんてわからないし、早く決めることがいいことなの?
最短ルートは逆に選択肢が狭くなってしまいます。
一番大事なのは、子ども達がやりたいことなど、気づきや価値観を広げていくこと。
既存の職業から選ぶ感じではなく、今、自分はどういうことに関心を持っていて、
どういうことをする時間に一番充実感があるのか?
そして、もっと自分が知らない楽しいことや充実感を得られることがあるんじゃないか?
と、問い、それをどんどん広げていく。
こういう価値観を大事にしていきたいな、と自分を知り、
自分を広げていくことに時間を割いていくのがいいと思っています。
そして、その価値観を大事にできる環境ってどんな環境だろうか?と考えながら、
仕事の中身が決まってくる。
今、ないなら、皆さんみたいに起業すればいいですしね。


ChoCo vol.9 電子版はこちら
合同会社楽しい学校コンサルタントSecond代表 前田健志さんに「大人って何?」という取材をしました!

はぐネット一同、共感しっぱなしの取材でした。
こうなったらいいのにな〜ということは、地域で自分たちでつくっていけばいいと思うんです。
YouthLab(ユースラボ)が子ども達にとってこういった場所になるといいです♪

 

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