こどもミュージアム冬休みレポ★KID’sラボ

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学校や家ではできないクリエイティブ体験を
長期休暇の子ども達に届けたいと思い、早6回目の開催となりました。

こどもミュージアム冬休み2日間が終了♡

何回も実施する中、
ものづくりが大好きで、熱中し、没頭し、探求し、集中している子に
本当にたくさん出会いました。

機材が限られている中、やりたい気持ちがぶつかってしまったり、
「もっとやりたかった」と泣く子もいたり。

ならば! 1日中、
やりたいことを、やりたいだけ、自分で決めてやる。
自ら”好き”を見つけて、やってみる。

そんな環境設定を大人がすればいいのではないか!と、今回は
“アソビとマナビの熱中空間”というコンセプトで実施したのが、

12月25日の 中・高学年向けの”KID’sラボ”!!
(左からプログラミング(ロボ団)安達先生、アート大宮先生、こども起業家育成プロデューサー(ガクトラボ)仁志出先生、映像ディレクター(Music Club)古保先生)

いつもは講義形式で、大人が決めた時間枠の中での学びでしたが、今回の講師はサポーター!
子ども達の「やってみたい!」にとことん寄り添い、子ども達のイメージをカタチにするお手伝いです。

はじめての取り組みであり、さらに今まで一緒に仕事をしたことがない講師同士でもあり、「イメージが湧かない」というところからのスタートでした。(笑)

しかし! これを「やってみたかった」んです。そして、それがワクワクしたんです。

まず、子ども達を取り囲む大人が、こうして”好き”を見つけて、やってみたい!をカタチにしているところを見せることが大切だと思っていて、このプロの4名の講師のみなさんに、この構想と想いを、ひたすら伝えて(笑)実現しました!

(当日も、子ども達の様子をみながら柔軟に環境の改善を続けていただき感謝です。)

視聴覚室に、コーナーを3つ設置しました。

まず、LEGO &ロボットプログラミング

一人で黙々と集中している子、友達と協力して役割を見つけて楽しんでいる子、その様子を見ている子、講師やスタッフにサポートをしてもらいながら進めている子。

どの子も、真剣な目で自分の思い描く「達成」に向けて取り組んでいましたよ!

wifiに繋げないとできないコンテンツがあり、用意していた学びとは別で、YouTube動画を閲覧する子が出てきました。

一度wifiの接続を切ったのですが・・・設定の仕方がわかる子が、紙と鉛筆を持って走って出て行き、カミーノ施設のフリーwifiのIDとパスワードをメモ。入力し、つなげていたんです。(驚)

運営側と講師で即相談しました。「この状況は、良いのか?」

YouTubeを閲覧することが「わるい」と思うのは大人の決めつけです。ここまで行動し、自分の興味のあること、やりたいことやっているのは逆にスゴイ、と判断し、少し様子をみることに。

大人が「ダメ」とルールを追加して強制的に終了させることだけは避けたく、「自らの意思で閲覧することをやめて、次の興味に移すにはどうしたらいいか?」を私たちは考えました。

次に新しいプログラミングがはじまるよ、パソコンがいるんだよ、など声かけをしながら
「自ら、やめて、次に進む」ということを信じて待ったんです。

するとーー! ちゃんと自分の意思でパソコンを渡してくれました〜
そして、次の興味のあるところへ〜

ずっと組み立てを続け、お友達とその創ったもののストーリーをシェアしている子。 集中しすぎて、疲れて、たまにゴローンってなる子。

そんな、とても自由♡なアソビですが、しっかりとマナビを感じます。

2つ目は、廃材アート

株式会社小松電業所さんとのご縁から、工場の廃材をたくさんいただきました!

いろんな国から届く「エア緩衝材」。 子ども達にとっては、見たことのないカタチや素材であり、どれだけの量を使ってもOKとなると、発想が止まりません!

スタートした瞬間に膨らむイメージをカタチにしようと、即、手を動かしている子がたくさんいたのが印象的でした。

作品をつくるだけではなく、ピタゴラスイッチ風に遊び始める子も。(失敗は成功のもとだから〜と、何回も何回も諦めずに頑張っておりました!)

  

自分たちで工作しやすいように、ペン立てが制作されたり、ゲームができたり、エア材のボールを制作しちょっとした運動がはじまったり。もぅ自由♡

3つ目は、映像ディレクター CMづくり

絵コンテを描いてイメージをカタチにして、撮影をしました。

はじめは3人ではじまったCMづくりですが、自分たちが写っている映像が完成してくると、どんどんやってみたいという子が出てきます。

面白そうにしている所に人は集まりますよね♬

終盤では「みんなでやろうよ!」と声をかける子がいて、キャストが一気に増えました!

  

カメラマン、キャスト、ディレクター、ちゃんと役割分担をしてCMづくりが進みます。

プロの大人は、そっと子ども達を見守ります。

ーーー

最後は、今日何をしたのかをコーナーごとに発表しました。お友達が、何をしていたのかをシェアする時間もとても大事です。

自分と興味や能力が違うことを知り、それぞれの”好き”を尊重し、認め合うことって素敵ですよね。

つくった作品、自分がカタチとして表現したものを、他人に伝えるという経験も生きていく上では必要になってきます。学校ではない場での貴重な経験です。

CM上映会も盛り上がりました!

大人の都合・・というものの、大きな気づきがたくさんありました。

子どもの可能性の芽を摘まないよう、「やってみたい!」という気持ちにもっともっと寄り添って、大人も子どもと一緒にこれからも成長していきたいと思います m(_ _)m

子ども達のやりきった表情をみてホッとしつつ、
反省点は改善し、もっとパワーアップした環境設定をしてみたくなりました。

またお知らせしますね。お楽しみに♬ みなさん、ありがとうございました!

続けて・・

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